ユーロ安が欧州向け靴輸出に打撃

深セン税関によると、今年上半期の深セン港経由の靴輸出は14億8000万足で、前年同期比51・5%増、価値は30.3億ドルで、31.4%増加した。

最初の6カ月間の輸出量は金融危機前の2008年上半期に比べて58.7%大幅に増加し、輸出値の増加幅も51.9%に達した。原因は主にアセアンへの輸出量が二国間自由貿易区の建設によって倍増し、欧米の伝統市場も比較的に急速な成長を実現したためである。

　靴製品のアセアンへの輸出が2倍に

統計によると、上半期に深セン港を経由したASEAN地域への靴の輸出は4億1000万足で、靴の輸出総額の27.7%を占める1.3倍に急増した。同時に、米国向け輸出は2億4000万足で、成長率は25.2%に達し、EU向け輸出も45.2%増の1億5000万足だった。その中で、民間企業の輸出表現は比較的に良い。民間企業の上半期の深セン港経由の靴輸出は9億9000万足で、72.2%増加し、増加幅は全体の20.7ポイントを上回り、前年同期の58.9%から66.9%に上昇した。

  　ユーロ安が欧州向け靴輸出に打撃

「欧米経済の先行きは依然として不確実性に満ちているため、将来的には靴製品の輸出は多くのマイナス要因の影響を受けるだろう」と税関貿易専門家は記者団に語った。深セン税関のデータもそれを裏付けるもので、ユーロ安が続いていることで、深セン港の先月のEU靴輸出量は前年同期比21.7%増の2298万足となり、全体の52ポイント増を下回った。

また税関によりますと、EUは7月から消費財に含まれる特定の有機スズ化合物の使用制限を本格的に開始すると発表しました。新指令で注目された有機スズ化合物は靴の内底に広く応用されており、指令規定の基準に違反すると、製品は返品またはより厳しいリコール処分を受けることになる。